都市部に住んでいる方の多くは、嫌な虫の1位はゴキブリさん(以下G)だと思います。
お気持はわかります。私も大人のGを手の平パンはまだ出来ません。チャバネの頃なら手の平パンで叩ける段階にまで成長しました。最近はティッシュがあれば大人のGをつまんで退治できるレベルにまでアップしました。
でも、室内だけではなく畑レベルまで広げると、世の中にはGなんかよりも遥かに陰湿でどうしようもないラスボスレベルの害虫がいます。その1つがこいつです。

マダラコウラナメクジ。外来種なのですが、とにかく繁殖力、パワー、スピードなどなど、すべてが異次元です。伸縮をするので大きさはみな違いますが、例えば体長が13cmとかをたまに見かけます。
だから、今まで日本にいたナメクジが

もはやかわいく見えます。
品種名を調べてもわかりません。ナメクジ、と出てきます。私の子供の頃のナメクジはこんな感じで、ゆっくりとした動きで、のんびりした活動をしています。私が把握している限りでは秋になってから出てくるのが特徴でしょうか。
農家がみんな困っている外来種のマダラコウラナメクジが如何にヤバいのかを実験でお伝えしたいと思います。
では、ナメクジといえば定番の「食塩をかけてみたらどうなるのか検証」をしてみましょう。
食塩は1キロ1000円する割と高級な食塩です。ぶっかけてみましょう。

夜11時にならないとナメクジは出てこないので、夜間撮影です。ライトを持ちながらの片手撮影です。

食塩をかけたらうねうねと暴れ始めました。これは勝てそうです。

ふん?

なんと、食塩を脱ぎ捨てて脱出しました。完敗です。食塩では退治出来ません。
この生命力、まじでヤバいんですよ。
そこで、殺虫剤(アースジェット)をかけてみましょう。

お、困った感じで動きが止まりました。これは効果あるっぽい。

あれ? 今度も粘膜を脱ぎ捨てて行きますよ?

もう完全に何事もなかったように脱出完了です。
おわかりいただけだろだろうか。
そうです。マダラコウラナメクジには、食塩をかけても殺虫剤を掛けても…

そう。
なぜこいつがGを超える存在かと言うと
①葉っぱも食べないことはないのですが、主に花や果物の実などの大事なところを集中的に食べてしまうため、結実しなくなる上に、商品にならなくなる。
②食塩も殺虫剤も脱ぎ捨てて脱出できる。
…ということで、ある意味無敵です。
やっつける方法としては大好物のビールを器に入れればみんながホイホイ集まって溺死するそうですが、大きな畑にそんなにビールを定期的にかつ大量に用意するなんて人間よりも贅沢でコストがかかってしまいます。
だから、毎晩毎晩、一匹一匹、潰してはペイ、潰してはペイ、を繰り返して退治するのが最大の攻撃方法なのです。
強アルカリ性なので触ると大変です。こいつを足で踏むと靴がベタベタになります。潰すと体液がたまに顔にかかります。これが1晩に190匹出てきたこともあります。
これがGを超える所以です。恐るべしマダラコウラナメクジ。
で、2025年5月から10月まで雨が降った日以外はほぼ退治した時のグラフを貼ってみます。

ちなみに、赤は隣に住んでいる兄宅のなめくじ退治の量です。5月19日から始めて10月13日までの約4ヶ月間で、975匹退治しました。
1cmにも満たないナメクジも大量にやっつけましたが、目標の1000匹には到達できなかったのが悔やまれます。
このグラフを見るとわかると思いますが、繁殖期は5月から6月で、そこからは特に産卵はないと思います。ネットで調べると10月~11月も産卵するということですが、退治しすぎて見つからないので計測できませんでした。
割とガチで戦っているので、1日に1匹も見つからない日々が続くとこう思います。
「来年は1000匹用意してくださいお願いします」
後ですね、ずっとマダラコウラナメクジの退治をしていたら、

こいつが

キジトラに見えてきました。重症です。